LoopBackアプリケーション生成ツールを使って、新しいアプリケーションを作ります。
前提条件: インストールに記述されているとおりに、コマンドラインツールをインストールする。
推奨: LoopBackの核となる概念を読む。
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アプリケーション生成ツールを使う
アプリケーションを作る最も簡単な方法は、アプリケーション生成ツールを使うものです。
LoopBackアプリケーションをゼロからコーディングすることも可能ですが、 アプリケーション生成ツールは、標準的なプロジェクト構成に沿った基本的な土台を作るという、「重量挙げ」を全て代わりにやってくれます。 そして、アプリケーションを必要に応じてCLIツールでカスタマイズすることができます。
一般的に、LoopBackのドキュメントはアプリケーションをアプリケーション生成ツールで作成したものと仮定して書かれています。
アプリケーションを作成したら、以下のようなことを設定したいと思うでしょう。 スタックトレースをオフにする・API Explorerを無効化する・環境変数の値を取得する、など 詳しくは、 環境別の設定 を参照してください。
標準的なプロジェクト構成
アプリケーション生成ツールは、標準的なプロジェクト構成に沿ってアプリケーションを作成します。
およそ以下のようなものです。
server
ディレクトリserver.js
- メインアプリケーションスクリプト。下を参照。config.json
- アプリケーション全体の設定。REST APIのルート・ホスト名とポート番号など。 config.json を参照。model-config.json
- モデルとデータソースを結びつけて、モデルをREST経由で公開するかどうかを指定する、などの設定。 model-config.json を参照。datasources.json
- データソース設定ファイル。 datasources.json を参照。
client
ディレクトリ (READMEのスタブがある以外は空っぽ)common/models
ディレクトリ - モデル生成ツールでモデルを作成した時に作られる。- 各モデルのJSONファイルとJavaScriptファイル (例えば、
my-model.json
とmy-model.js
)
- 各モデルのJSONファイルとJavaScriptファイル (例えば、
メインアプリケーションスクリプト (server.js)
var loopback = require('loopback');
var boot = require('loopback-boot');
var app = module.exports = loopback();
app.start = function() {
// Webサーバを開始する
return app.listen(function() {
app.emit('started');
var baseUrl = app.get('url').replace(/\/$/, '');
console.log('Web server listening at: %s', baseUrl);
if (app.get('loopback-component-explorer')) {
var explorerPath = app.get('loopback-component-explorer').mountPath;
console.log('Browse your REST API at %s%s', baseUrl, explorerPath);
}
});
};
// アプリケーションを起動し、モデル・データソース・ミドルウェアを設定する。
// REST APIのようなサブアプリケーションは、bootスクリプトで接続される。
boot(app, __dirname, function(err) {
if (err) throw err;
// start the server if `$ node server.js`
if (require.main === module)
app.start();
});
これは、アプリケーション生成ツールによって生成された 標準的なアプリケーションのメインアプリケーションスクリプトです。
1 - 3:
LoopBackモジュールを取り込み、標準的なオブジェクト
loopback
・
app
・
boot
をセットアップする。
4: Webサーバを開始する。
7: ‘started’ イベントを起こす。
10 - 13: API Explorerを起動する。
18: アプリケーションの初期化(起動).